【剣盾S5使用構築】鋼翼ドラパルトサイクル 【最終日最高74位最終109位】
はじめまして、すすなりと申します。
目標である最終2桁には後1歩届きませんでしたが、個人的に満足できる結果を残すことができたので記事を書こうと思います。
【使用構築】
【構築経緯】
・前期使用していた残飯身代わり竜舞ドラパ+ガオガエンの並びの感触が良かったので、その2体を軸に今期も構築を組み始めた。
・ガオガエンでサイクルを回していく上で、相手の水ロトムやアシレーヌなどがきつかったので、タイプ受け+宿り木でサイクルを有利に回していけるナットレイを採用。
・ドラパルトで相手をしづらいアーマーガアなどの物理受けがいた場合の第2のエース兼パーティのフェアリー枠+飛行枠となれるトゲキッスを採用。
・現環境でパーティにノーマル枠は必須だと思っているため、クッション+欠伸でサイクル操作ができるカビゴンを採用。
・最後に、ガオガエンやカビゴンと相性が良く、相手に圧力をかけれるアタッカーとして氷ヒヒダルマを採用し、パーティが完成した。
【個体紹介】
性格:意地っ張り
特性:五里霧中
181(4)-187(76)-76(4)-*-97(172)-147(252)
最後に入ってきた枠。d振りにしたことで初手ドラパやサザン対面である程度強気な択選択をすることができた。構築上、初手に火ロトムを良く出されるので一撃で落とすためにストーンエッジを採用。初手鉢巻馬鹿力ケアでドラパ等に引いてこられた場合も2発とも当てればそのまま倒せることが多いので、起点になりづらいという意味でも使用感は良かったです。
陽気個体ではないため初手ミラー等で困る場合はありましたが、それ以上に上記の仮想敵に対して火力が欲しかったため、意地っ張りでの採用となりました。
フレドラはアーマーガアやナットレイ意識で入れていましたが、先にビルドを積まれた場合に受けきられる点や環境にオッカナットレイが多かったので、馬鹿力でいいかもしれません。
ガオガエン@オボンのみ
性格:呑気
特性:威嚇
201(244)-136(4)-143(156)-104(28)-120(76)-58(最遅)
蜻蛉返り/火炎放射/DDラリアット/鬼火
構築の物理に対するクッション兼サイクル要因。威嚇を撒きながらサイクルを回すことができるのが無難に強い。環境トップであるドラパルト、ミミッキュ、カビゴンに対して比較的安定した引き先となり、ダメージレースを有利に進めることができた。また、威嚇や鬼火で相手の攻撃を下げることで、後述するドラパルトが起点にできる範囲が広がり、起点作成要因としても非常に優秀だった。炎・悪という恵まれたタイプを持っており、悪戯心持ちの変化技を無効化できるも偉い。
調整理由としては↓1の陽気252振りドリュウズの地震をオボン込み2耐え、h252d4振りアーマーガアを放射で最低乱数を切って確定2発、余りをdに振ることで最低限の特殊耐久を確保した。実際にはhp満タンの状態でドリュウズと対面することはあまりなかったが、オボン込みで多くの物理ポケモンの相手をすることができた。
ドラパルト@食べ残し
性格:意地っ張り
特性:すり抜け
193(236)-176(156)-103(62)-*-96(4)-169(52)
ドラゴンアロー/鋼の翼/龍の舞/身代わり
本構築のエース① ガオガエンやナットレイで対面操作をし、有利対面を作ったり、鬼火や威嚇で相手を弱体化させた後、龍の舞を積み、そこから全抜きを狙う。型の認識が広まってきたこともあり、食べ残し=鬼祟の1点読みされることが少なくなり、龍の舞をケアされることが増えた気がする。
技構成は鋼の翼の枠をゴーストダイブと入れ替えて使っていたが、シーズン終盤はずっと鋼の翼で運用していた。ゴーストダイブで運用していると相手のミミッキュ等に対して半ば強制的にDMをきることになり、柔軟な動きができなくなるのに不便を感じていた。また、DM権が切れた後にフェアリーとノーマルタイプのポケモンが相手に残っていると突破することができなくなるのも懸念点の1つでした。鋼の翼で運用することによるデメリットとして鋼タイプに対する打点が乏しくなったり、ドヒドヌオーなどの受けを崩しずらいといった点はありますが、それ以上に上記のようなノーマルフェアリーの並びに困らなくなったのが非常に大きかったので、この変更は正解だったと思います。加えて、ダイスチルによる防御上昇により、自身で起点にできる相手が増えるのも鋼の翼の良い所でした。アイへが命中100なのに、鋼の翼は90なことだけは理解できません…
シャドークロー覚えたら正真正銘最強のポケモンでした。
カビゴン@フィラのみ
性格:腕白
特性:食いしん坊
267(252)-130-121(196)-*-136(48)-52(12)
欠伸/ヘビーボンバー/地割れ/リサイクル
構築の第2のクッション枠。本当は食べ残しを持たせたかったが、ドラパルトが既に食べてしまっていたので混乱実を持たせた。食べ残し型との違いとしては守るがないので一旦の様子見などができない、欠伸をしているだけではhpが回復していかないといった使用感の違いがあります。しかし、瞬間的な回復量は凄まじいものであり、こちらの型にしかない利点もあります。技構成上、DMすることによって防御と特防を上げることが可能となっており、相手のパーティがカビゴンで詰ませられそうな場合は積極的にDMしてました。
どうしても無理なポケモンに対して、地割れでワンチャンス作れるのが偉く、大事な場面では当ててくれてたのでとても好きなポケモンになりました。
地割れカビゴンミラーだけは不毛な争いすぎるので2度とやりたくないです。
ナットレイ@オッカのみ
性格:呑気
特性:鉄の棘
181(252)-114-198(228)-*-140(28)-22(最遅)
ジャイロボール/ボディプレス/ステルスロック/宿り木の種
本構築の要。似た並びとして前期最終2位である塩麹さんのドラパミトムガエンの並びがありますが、今回の自分の構築ではミトムの代わりにナットレイを採用しました。ミトムの場合はボルトチェンジを駆使し、ダメージを与えながらサイクルを回すことができるのが大きな利点の1つだと思うが、今回ドラパルトを鋼の翼で運用していることもあり、ミトムを採用すると、構築全体を通してドリュウズの処理が難しくなると感じ、ナットレイの採用に至りました。ナットレイを採用したことのメリットとして狙い通りドリュウズの処理が安定するようになったり、相手のミトムの相手をできたりといぶし銀の活躍をしてくれました。なお、1発でドリル当ててくるドリュウズは知りません。そして、個人的にミトムとの最大の差別点として、ステロを撒けることが1番の違いだと考えています。ステロを撒くことにより、サイクル戦を有利に進めることができ、エースであるドラパルトやトゲキッスの補助ができることが大きく、自然とパーティにいなくてはならない存在となっていました。
また、鋼・草という優秀なタイプの組み合わせにより、タイプ受けができるのもこのポケモンの強い所です。有利不利がはっきりとしているポケモンなので相手の行動が読みやすく(逆もまた然り)、使い込むほど真価を発揮してくれるポケモンだと思いました。
持ち物はトゲキッス対面で強気な選択をできるオッカのみを採用しましたが、エアスラから入ってくるトゲキッスが多く、毎回お祈りをしてました。しかし、オッカのみ自体の発動機会は非常に多く、この持ち物選択は間違っていなかったと思います。食べ残しと比べてhp管理だけはシビアになるので、相手にギャラドスがいた場合は慎重に立ち回る必要があります。
トゲキッス@鋭い嘴
性格:控えめ
特性:天の恵み
175(116)-*-115-187(236)-135-120(156)
本構築のエース② ドラパルトで突破しづらいアーマーガアなどの物理受けがいた場合に第2のエースとして選出した。
持ち物は火力底上げのために鋭い嘴持たせました。同じく火力の出せる命の珠型との違いとして反動ダメがなく、耐久振りが活かせるのが非常に強かった。また、今回の構築では採用はしてないがパーティで被りがちである命の珠の枠を空けられるのも偉かったです。
自分が特筆するまでもないが、このポケモンより遅いポケモンには無限の勝ち筋を持っていることもあり、幾多の負け試合を拾ってくれた神ポケモンでもあります。
個人的に現環境で入れない理由がないくらい強いポケモンだと思っているので、パーティの浮いてる枠に迷っている方は是非試してみてほしいです。
【選出】
・ナットレイ+ガオガエンorカビゴン+ドラパルトorトゲキッス
8割くらいナットレイ投げてた気はします。
【最後に】
いろいろとありましたが、S5お疲れ様でした。剣盾から本格的に対戦を始め、目標である最終2桁には届きませんでしたが、今回非常に満足できる結果を残すことができたと思っています。上位帯での対戦もとても面白く、ここまで頑張ってきて良かったです。来期も楽しく対戦を行うためにもいち早くバグが改善されることを願っています。
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